「なんて美しい馬なのかしら」そう思った瞬間、シオン姫は思わずその馬に向かって、走り出していました。
シオン姫は、美しく輝く白馬に向かってこういいました。 「初めまして。私の名前はシオンよ」
白い馬はシオン姫の瞳をじっと見ると、うれしそうに頭を上下に振りました。 シオン姫は、にっこり微笑むと、用意してあった鞍をその白馬にのせました。勢いよく地面を蹴り上げ、シオン姫は白馬の背中に乗ると、その美しいたてがみにキスをしました。
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