港を過ぎて煉瓦が敷き詰められた大きな通りをぬけると、大きな銀色の門がある屋敷が見えました。
「ここだよ、ここにお医者さんは来ているんだ!」男の子は叫びました。三人はすぐ横の小さな広場で白馬から降り、銀色の門の前に立ちました。

辺りはやっと太陽が昇り始めころで屋敷の中はまだ静まり返っていました。
「とりあえず行ってみましょう」シオン姫はそう言うと、大きな銀の門にぶら下がっている鐘を勢いよく叩きました。


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