お城の塔の一番上の部屋は美しい海が遠くまで見渡せました。右を見ればサン王国の美しい森が見えます。 「なんてきれいな海。なんて美しい緑…。」塔の一番上にある小さな部屋
「シ、シオン様、お、お手紙ですよ」そういうとレイク夫人はすぐ横のソファにへなへなと座り込んでしまいました。
「しかしまぁ…、こんな高い塔にのぼるのは、まったく私には大変なことですよ」と言いながら薄桃色の紙に包まれた手紙を、シオン姫に差し出しました。
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